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【Ubuntu】【Python】virtualenvを使う

投稿日:2020年4月27日 更新日:

UbuntuでPythonのパッケージ管理をしやすくするためにvirtualenvを導入します。


目次


更新履歴


はじめに

virtualenv とは、Python のパッケージを個別の仮想環境ごとに管理できるツールです。とにかくインストール方法を説明します。

以下の説明は、アカウントにroot権限がある(sudoグループに属している)ことが前提です。アカウントにそのような権限がない場合のインストール方法は別記事に書きます。

Ubuntu を前提に話しますが、他の Unix 系ならだいたい同じだと思われます。また、今回は Python3 の pip でインストールします。

virtualenv と virtualenvwrapper をインストールする

まず、pip がインストールされていなければ pip をインストールします。

bash💩sudo apt install python3-pip

python3-pip がインストールできたら、virtualenv と virtualenvwrapper をインストールします。

sudo pip3 install virtualenvwrapper

virtualenvwrapper は virtualenv に依存しているのでこれだけで両方インストールされます。

virtualenvwrapper は、恐らく、 /usr/local/bin/virtualenvwrapper.sh にインストールされます。

~/.bashrc に以下を追記します。

if [ -f /usr/local/bin/virtualenvwrapper.sh ]; then
    export WORKON_HOME=$HOME/.venv
    source /usr/local/bin/virtualenvwrapper.sh
fi

追記したらターミナルを開き直すか source ~/.bashrc します。

以上でインストールは終わりです。

virtualenv(wrapper)の使い方

仮想環境を作るにはこうします。

mkvirtualenv --python=/usr/bin/python3 hogehoge

Python3ではなくPython2系を使いたいなら --python=/usr/bin/python を指定すべきでしょう。

仮想環境を有効にするにはこうします。

workon hogehoge

仮想環境が有効になった状態で pip(Python3でもpip3ではなくpipで良い) コマンドでパッケージをインストールをするとその仮想環境にインストールされます。

仮想環境を離脱するにはこうします。

deactivate

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